自律的な社会的行動
具体的な状況における個人の行動は、道徳、慣習、個人の各領域からの判断が調整された産物です。
つまり、ある特定の社会的行動を予測し説明するためには、その状況における道徳的判断、慣習による判断、個人的な判断という3領域の社会的思考をすべて考慮し・・・
そして、各領域の思考がどのように調整されるかを見る必要があります。
先の例では、「規則を守ることよりも人の命の方が大切」という判断をした子どもの場合・・・
慣習よりも道徳を重みづけて判断するという調整をしたことになります。
「廊下を走ると新たな事故を起こすかもしれないから、急ぎ歩きで行けばよい」
・・・と判断した子どもは、怪我をした子どもへの気づかいは足らないものの、子どもなりに道徳と慣習を調和させているのです。